名古屋市の家賃相場は、2026年時点でワンルーム〜1Kが月5〜7万円台、1LDKが8〜11万円台が中心です。都心の中区・東区・名駅周辺が高く、昭和区・熱田区・名東区は同じ条件なら1万円前後抑えやすい傾向があります。この記事では、単身・カップルの部屋探しで候補に挙がりやすい7つの区を取り上げ、家賃の目安と住み心地、通勤・通学のしやすさを比較します。
名古屋の家賃相場の全体像
- ワンルーム〜1Kは5〜7万円台、1LDKは8〜11万円台が2026年時点の目安
- 東区・中区・名駅周辺が高め、昭和区・熱田区・名東区は抑えやすい
- 同じ区でも駅距離・築年数で1.5〜2万円の幅があるため、相場は「幅」で見る
名古屋市は16区ありますが、地下鉄の便がよく単身者向け物件が多いのは、都心(中区・東区・中村区)と、そこから東山線・鶴舞線・名城線・桜通線で15分圏内の千種区・昭和区・熱田区・名東区です。以下、各区を見ていきます。
エリア別の家賃目安一覧(2026年時点)
主要ポータルサイト(SUUMO、LIFULL HOME'S、CHINTAI、アットホーム等)の公開データを参考に、幅を持たせた目安です。集計方法によって数値は変わるため、実際の掲載物件で確認してください。
| エリア | ワンルーム〜1K目安 | 1LDK目安 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 中区 | 6〜7万円台 | 9.5〜11万円 | 栄・伏見・丸の内のオフィス街。徒歩通勤圏 |
| 東区 | 6〜7.5万円台 | 9.5〜11万円 | 落ち着いた住宅街。文化施設が多い |
| 中村区 | 5.5〜7万円台 | 8.5〜10万円 | 名駅東側は高め、西側は抑えめ |
| 千種区 | 5.5〜7万円台 | 8.5〜10万円 | 学生街と高級住宅街が混在 |
| 昭和区 | 4.5〜6.5万円台 | 8〜10万円 | 大学が多く単身向けが豊富 |
| 熱田区 | 5〜6.5万円台 | 7.5〜9万円 | 金山駅が便利。名駅・栄へ1本 |
| 名東区 | 4.5〜6.5万円台 | 7.5〜9.5万円 | 東山線沿線の住宅地。車があると快適 |
新築・駅徒歩5分以内に絞った集計では、どの区もワンルーム〜1Kで6〜7万円台に上がります。逆に築20年以上・駅徒歩10分以上を含めると、昭和区や名東区では4万円台前半の物件も見つかります。
7区それぞれの特徴と住み心地
中区:栄・伏見・丸の内に徒歩で通える都心
中区は名古屋の中心で、栄・伏見・丸の内のオフィス街と繁華街が集まっています。ワンルーム〜1Kで6〜7万円台、1LDKで9.5〜11万円が目安です。
- メリット:職場が栄・伏見なら徒歩や自転車で通える。飲食店・スーパー・ドラッグストアが徒歩圏に多く、深夜まで営業する店も多い
- 注意点:繁華街に近いエリアは夜間の騒音や人通りが気になることがある。駐車場は月2〜3万円と高め
- 向いている人:都心勤務で通勤時間を最小にしたい人、外食や買い物の便を重視する人
同じ中区でも、大須・上前津・東別院あたりは栄より少し抑えめで、下町らしい雰囲気と都心へのアクセスを両立しやすいエリアです。
東区:落ち着きと都心近さを両立
東区は栄の北東側に広がり、白壁・主税町など歴史的な町並みや、徳川園などの文化施設があります。ワンルーム〜1Kは6〜7.5万円台と、名古屋市内でも高めの水準です。
- メリット:栄まで徒歩・自転車圏でありながら住宅街の落ち着きがある。新栄・車道・高岳は単身向け物件も多い
- 注意点:家賃は市内で最も高い水準。築浅の1LDKは10万円を超えることが多い
- 向いている人:都心勤務で静かな環境を求める人、カップルや夫婦でゆとりある1LDK〜2LDKを探す人
中村区:名駅徒歩圏と西側で相場が分かれる
中村区は名古屋駅を含む区で、駅の東側(名駅・則武・亀島)と西側(中村公園・岩塚など)で相場が大きく異なります。
- 名駅徒歩圏:ワンルーム〜1Kで6.5〜7万円台以上。新幹線・JR・名鉄・近鉄が使え、出張が多い人に便利
- 西側(中村公園・中村日赤・岩塚):5〜6万円台で、東山線1本で名駅まで数分。家賃を抑えつつ名駅を使いたい人向き
- 注意点:名駅周辺は再開発が続き、築浅物件は高め。西側は商業施設が少ない場所もある
出張や帰省で新幹線を頻繁に使う人、リニア開業を見据えて名駅近くに住みたい人は中村区が候補になります。
千種区:学生街から高級住宅街まで幅広い
千種区は東山線沿線に今池・池下・覚王山・本山・星ヶ丘といった駅が並び、エリアごとに雰囲気が異なります。名古屋大学東山キャンパス(千種区不老町)があり、学生向けの物件も豊富です。
- 今池・千種:栄に近く飲食店が多い。単身向けで5.5〜6.5万円台
- 池下・覚王山:落ち着いた住宅街で人気。6.5〜7.5万円台と高め
- 本山・星ヶ丘:名古屋大学や星ヶ丘の商業施設に近い。学生向け物件は5〜6万円台から
- 向いている人:栄まで10分以内で通勤したい人、大学に通う学生、生活環境を重視する人
昭和区:大学が集まり単身向けが豊富
昭和区には南山大学(山里町)、中京大学名古屋キャンパス(八事本町)、名古屋工業大学(御器所町)、名古屋大学鶴舞キャンパスがあり、学生・単身者向けの物件が多いのが特徴です。ワンルーム〜1Kは4.5〜6.5万円台と、都心隣接の区としては抑えやすい水準です。
- 御器所・荒畑・川名:鶴舞線・桜通線で伏見・名駅へ10〜15分。単身向けが多い
- 八事・八事日赤・いりなか:大学が集まる文教地区。落ち着いた住宅街で治安面の安心感がある
- 注意点:坂が多い地域があり、自転車移動はやや大変。駅から離れると物件の築年数が古くなりがち
熱田区:金山駅を軸に名駅・栄へ1本
熱田区は金山駅(JR・名鉄・地下鉄名城線・名港線)を最寄りとするエリアが人気で、名駅へJRで数分、栄へ名城線で数分という交通の便が魅力です。ワンルーム〜1Kは5〜6.5万円台、1LDKは7.5〜9万円と、7区の中では抑えめです。
- メリット:金山総合駅から複数路線が使え、中部国際空港へも名鉄1本。熱田神宮周辺は緑が多い
- 注意点:金山駅の北側は中区、南側が熱田区。駅から離れるとバス便になる場所もある
- 向いている人:名駅・栄の両方に用事がある人、空港や三河方面への移動が多い人
名東区:東山線沿線の住宅地、車があると快適
名東区は東山線の一社・上社・本郷・藤が丘が最寄りで、名駅まで25〜30分、栄まで20分前後です。相場は4.5〜6.5万円台と抑えやすく、築年数が経った物件は4万円台前半から見つかります。
- メリット:住宅地で静か。駐車場付き物件が多く、月0.5〜1万円程度と都心より安い。藤が丘は商業施設がまとまっている
- 注意点:坂が多く、地下鉄駅から離れるとバスや車が前提になる。都心への通勤は乗車時間が長め
- 向いている人:車を持っている人、家賃と広さを優先する人、藤が丘方面(愛知学院大学など)へ通学する学生
予算からエリアを選ぶ考え方
家賃相場を比較するときは、次の3点を押さえると失敗しにくくなります。
- 相場は「幅」でとらえる:同じ区でも駅距離・築年数で1.5〜2万円の差がある。区の平均値だけで判断せず、実際の掲載物件を複数見る
- 家賃+交通費+駐車場の総額で比べる:郊外は家賃が安くても、車の維持費や通勤時間を含めると差が縮まる
- 通勤先から所要時間で絞る:名駅・伏見・栄・金山まで地下鉄1本で15〜20分の範囲に、7区のほとんどが収まる
まるすま賃貸では、SUUMOやHOME'Sなどに掲載されている物件でも、物件URLをLINEで送っていただければ同じ物件を仲介手数料0円でご案内し、初期費用の内訳を申込前に提示しています。エリアで迷っている段階でも、候補物件を並べて相談していただけます。
まとめ
名古屋の家賃相場は、2026年時点でワンルーム〜1Kが5〜7万円台、1LDKが8〜11万円台が目安です。東区・中区・名駅周辺は高めで利便性が高く、昭和区・熱田区・名東区は同条件なら1万円前後抑えやすい傾向があります。ただし数値はポータルサイトの集計方法や時期によって変わり、同じ区の中でも大きな幅があります。区の平均に頼らず、通勤先までの所要時間と総額で比較しながら、自分に合うエリアを絞り込んでください。